24時間笑っていたい

びびっび〜〜!!

「卒業」の二文字に思うこと

 

 

 

 

48グループさんとかは、メンバーがアイドルでなくなるという選択をしたとき、「卒業」という言葉を使います。

 

卒業ってなんなんだろうって思ったときに、すぐ浮かぶのは中学、高校、つまり学校の卒業式だと思います。卒業式は、おなじ学び舎で過ごした人たちが、一人一人の新しい未来に向かっていくことを祝う式でもあると思います。みんなで過ごした日々は、大切な思い出になって、自分を構成するものになっていく。

 

アイドルの「卒業」もそうなのかなあって、私は思っていました。ジャニーズ以外のアイドルをあまり知らないのですが、AKBとかだと「卒業します」という宣言から始まって、それに対して「おめでとう」と思う気持ちも、「悲しい」と思う気持ちも、ファンは味わうのではないでしょうか。一期生の方たちはどんどん辞められて、残っている方の中でも「卒業」を視野に入れている方ももちろんいるんだろうなぁ。

 

でも、「これからは女優業に専念します」とかって、新しい未来に向けた言葉もくれるんじゃないかな。大好きなひとが前向きな言葉を言っていたら、ファンとしては応援したい。アイドルを卒業して、自分の目指す場所で、姿で、自己実現をしてほしいと思います。

 

それから卒業公演とかがあって、いわゆる「卒業式」が華々しく行われて。ファンも、メンバーも、卒業される方自身も、みんな一歩、進むんだ。かなしくっても、乗り越えて円満に、笑顔で「卒業」なんだ。アイドルとして活躍していた時間は、きっと彼女達の大切な糧になってるんじゃないかなあ。

 

私はそんな風に、アイドルの卒業について考えていました。

 

2015年の11月のおわりから2016年の3月のおわりの日まで、彼がこれからすることが「卒業」だったらどれだけいいか、と幾度となく考えました。

うまく言えないんですけど、何も納得できなかった。ただ前を進めと言われても、進めない。こころが、追いつかない。

 

ジャニーズがグループから抜けるとき、「脱退」という言葉を使うのはあまりにも悲しくて。「脱退」する人はそれまでのグループの形を壊す第一人者のように見えてしまって、「脱退」される人たちはその被害者のように見えてしまう。

そしてファンである私も、「あの人が脱退したグループ」と「グループを脱退したあの人」を、どのように受け止め、応援していくかに戸惑ってしまう。

一番私が悲しいのは、その人の思い出を話せなくなってしまうこと。話さなくなってしまうことでした。その人がいた、あの時代を、「いい思い出」として考えるよりもなにより「脱退」したという事実が押し寄せてくるような、そんな気がしました。

 

どうして、私たちは全員好きなのに。彼らの中にも、私たちの中にも、おなじように素敵な思い出がきっと、たくさんたくさんあるのに。

 

その思い出を黒く塗りつぶしてしまうような、思い出すこともさせてくれないような、そんな気がしました。楽しくて、大好きで、幸せな思い出が、わざとなかったことにしなくちゃいけない気がして、とても悲しかったです。

 

KAT-TUNが3人になって、もうすぐ一年が経とうとしています。立ち止まるどころかどんどん活躍していく彼らを見て、私も日々たくさんの力をもらっています。思い出に浸る時間を与えてくれないくらい、毎日のように、3人の活躍を感じることがあります。

 

田口くんも、どんどんと活躍をされていて、自分の目標に走って行っているんだなあって思って。これからもずっとずっと、どこかで応援したいし、大好きだったことを忘れたくないなあ。なんて思っています。

 

脱退という言葉が、なんとも言い難い悲しい言葉に聞こえてしまい、事実を重たくしている気もします。

 

 

 

「卒業」という言葉で書いた記事を読み、なんとなく、卒業って、脱退って、なんなんだろうとまたモヤモヤと考えてしまいました。他のファンの方達は、どう思っているんだろうなぁ。

 

 

うまく言えないけど、一緒に過ごした日々を、無駄じゃなかったとか、大切だとかって思ってくれてたらいいなあ。ずっとずっと忘れないで、心に、残しておいてくれるといいなあ。わたしは、ずっとずっと忘れない。

 

 

いつか、みんなが笑って話せるときがくると、嬉しいなぁ。

 

 

 

背を向けるだけじゃなくて、まっすぐに見つめて、乗り越えたい。そう思って過ごしています。また船に乗る、その日が来るのを楽しみにしながら。